『総特集 森見登美彦 ~作家は机上で冒険する!~』/森見登美彦 ◎(KAWADE夢ムック)
いやぁ、確かにこれは〈永久保存版〉と銘打つべき、素晴らしいムック本でした。森見登美彦さんの総特集MOOK・・・。とにかく、情報量が多すぎて、溺れそうでした(笑)。『総特集 森見登美彦 ~作家は机上で冒険する!』、うん、日々冒険してるのね、モリミー♪大好きよ、ホントに。
単行本未収録短編3つ・対談・寄稿・論考・インタビュー、ご本人による全著作解説エッセイ、いやもうホント、盛りだくさんでございましたよ。冒頭の短編「大草原の小さな家」のほのぼのさにつられて読み始めたら、そこからは細かい字で、4段組みのインタビュー、3段組みの対談、と怒涛の情報量で押し寄せてくるわ、押し寄せてくるわ。いやもう、気付いたら本当に息切れしてましたわ(笑)。ハッ、と我に返って深呼吸&まばたき。そして一言、「モリミー、やっぱ沼だわ・・・」。
もうね、何から言及したものやら、アタマの中を色々な情報がグルグル回っちゃって、つかみ出せないのですよ(笑)。つかんだと思ったら逃げられたり、プチッと部分だけちぎれて取れて表現できなかったり、いやもうホント、参りますわぁ、うふふ。表紙のモリミーの、飄々とした好青年風の風貌からはうかがい知れない奥深さ。ホントに、スンバラシイ♪
とりあえず、私は物語読みなので、やっぱり短編について一言ずつぐらいはレビューしましょうか。「大草原の小さな家」『ペンギンハイウェイ』になんとなく似てる。みみしっぽって、結局なんだったんでしょう。「聖なる自動販売機の冒険」モリミー作品の酔っ払い美女って、基本的に強いよね…