水無月・Rは、自己紹介にも書いたが、父・自分・夫の転勤により全国を転々としている。様々な土地に住んだが、少女時代最も影響を受けた土地は「高知県」である。3年半しか住んでいなかったのだが・・・。高知出身の女性作家が肌に合う。有川浩しかり、倉橋由美子しかり。
で、有川浩『空の中』である。VIVA、土佐弁!「~~しゆうに」「~~やき」と、水無月・Rのはちきん魂を揺さぶる!!
高知県沖で巨大飛行生物にぶつかり、飛行機事故は起こる。巨大飛行生物が交信相手に選んだのは、自衛隊女性戦闘機乗りと飛行機事故を調べる男性研究員。巨大生物に恐れを感じた、米軍はミサイル攻撃をし、巨大生物はあまたの破片に分裂し、人間を襲い始める。女性自衛官と研究員が中心となり、分裂した生物達を統合しようと、巨大生物本体と交渉する。
そして巨大生物が最初に飛行機にぶつかった時、剥離した分身生物と交流する高知の高校生男女。最初に剥離した分身‘フェイク‘は、男子高校生に拾われ、やがて分裂し人間を襲い始める分身体たちを喰い始める。
最終的には‘フェイク‘も巨大生物本体と統合するのだが、その紆余曲折に思わず「大丈夫か?!いけるのか?!」とツッコミを入れたくなったほどである。
いや~、女性自衛官&研究員の「じれったい愛」に萌え~!を感じてしまった。そして高校生男女のすれ違いにハラハラした。恋愛あり、スピードスリルあり、ストーリー展開が早く、とても面白く読めた。有川氏の書く女性は、芯が強く、努力家で、読んでいて気持ちがいい。
(2006.10.3 読了)
この記事へのコメント
miyukichi
TBさせていただきました。
高知、私も去年初めて訪れたんですが、
すごくよかったです。
高知弁もいいですよねー。
佳江、宮じいの高知弁には
シビレましたよ!
http://blog.goo.ne.jp/miyukichi_special
すずな
私もフェイク統合の時には同じようなツッコミを入れました(笑)
有川さんの書かれる女性は、みんな強くって(色んな意味で)本当に読んでいて気持ちがいいですよね。
その強さを羨ましく思うことがおおいのですけど・・・。
TB送らせて頂きました。宜しくお願いします。
水無月・R
TB&コメント、ありがとうございます。
すっかり有川作品にはまってきてますねv(^^)v。
このまま、どんどん行っちゃってください!(←お前が言うな)
すずなさん、初TB&コメントありがとうございます。
すずなさんのブログ、素敵ですねぇ。読書量も凄いですし、何よりすごく身近に感じられる、とても丁寧な文章で。
TBしていただけるなら、非常に光栄です。ぜひにヨロシクお願いします!!
香桑
TBのことなのですが、これまでも、BiglobeウェブリブログからNiftyココログには届きにくい模様です。私のほうから送った後に、そちらから送り返していただけるとうまくいきます。すずなさんにもそうしていただいているのです。
面倒をおかけいたしますが、『空の中』のTBも、もう一度、送信していただけませんか? よろしくお願いいたします。
水無月・R
TBありがとうございます!
誤ること、謝ること・・・素晴らしい着眼点ですね~!
水無月・Rは、有川作品に関しては(いや、他著者作品もそうかも・・・)萌え叫ぶばかりですので、香桑さんのようないい文章をTBしていただけると、本当に助かります(^_^;)。
TBの件、了解いたしました~。これからは、先にコメント入れさせていただきますね。よろしくお願いします。
じゅずじ
頑なになった「瞬」の心をほぐし、意地になっていた「真帆」をやさしく包む…
いやぁ、いい本でした。
TBがうまくいきませんでした。
ご容赦を!
水無月・R
宮じいは、ホントにすごいですよね。
あの朴訥とした語り、本当を見抜いて暖かく許容するその器の大きさ。
こういう大人って、素晴らしい。憧れますねぇ~♪
wiki
水無月・Rさんは高知に住むことでどんな影響を受けられたのですか?
私は、あまり愛郷心のない方で、法事の際に日帰りで帰省するくらいなのですが、自然条件が高知と似ているところ(南イタリアの海岸とか)に行くと和む時や、物言いが素っ気無い、表現が明快すぎると指摘されると「土佐の血」を自覚します。東京や関西に在住する同窓の知人も「口の利き方が乱暴だといわれると、故郷に帰りたくなる」といっています。
水無月・R
コメントありがとうございます!
そうですねぇ・・・やっぱり「はちきん魂」でしょうか。
私はまだ、真の「はちきん」にはなれてはいないと思います。まだまだ、ゆるぎなさには遠いですから・・・。
「ついつい思ったことをオブラートに包まずハッキリ言ってしまう」とか「男勝りなところ」とか「面倒臭い言い回しは苦手だ~!」なところとか?!…う、これでは「はちきんはただのガサツ者」ってことになっちゃう(;O;)。
本当のはちきんとは、「芯の強さを持ったしなやかな女性」だと思います。
私はそういう人に憧れますね~。
有川さんの作品に出てくる女性の多くは、「はちきん魂」があります。とても素敵ですよ。
あ、それと、鰹のタタキが大好物です(笑)。日本海に行くと凹むのに、太平洋を見ると元気になります(今は瀬戸内海近郊でイロイロ微妙)。
台風が来ると、血肉沸き踊ります。
「よさこいソーラン」が全国を席巻した時「元祖は土佐なんだよ!」と主張したくなりました。
3年半しかいなかったのに、すごい肩入れぶりです(笑)。
水無月・R
ただ・・・こちらの記事に今日いただいたコメントは、wikiさんの「高知」という土地へのイロイロな思いが強く表出されていて、『空の中』という作品から離れてしまっていたので、非公開とさせていただきました。
申し訳ありません。
もちろん、今後も是非、いろいろとコメントして頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
苗坊
過去記事で悩みましたがカキコさせていただきました^^
「クジラの彼」をすでに読んでいたので2人の展開はわかっていたのですが、こういうことがあったのねとニヤニヤしながら読みました。
フェイクの行く末と、光稀と高巳、瞬と佳江の展開が気になって、さすがだなと思いました。
高知県は…というか四国はまだ足を踏み入れていないのでぜひ行ってみたいなと改めて思いました^^
水無月・R
私の方も「私の記事、文庫版じゃないし、どうしよう…」と思ってたので、TB頂けてうれしいです。
これだけ初期の作品でも、有川節がぶんぶん回ってるのが、すごいですよねぇ。
高知、いいところですよ♪身びいきいっぱいありますが(笑)。
私も、再度訪れたいと願っています。行きたいところは、ホントにいっぱいありますもん(#^.^#)。