『シールド(盾)』村上龍 ○

実は、村上龍作品を読むのは初めてである。代表作も読まないうちに、絵本形式の一風変わった作品を読むというのは結構冒険かな、と思わなくもなかったが、以前新聞で見た書評が気になって、仕方なかったので。
span style=font-size:larger>村上龍『シールド(盾)』
人の、一番大切なものを守る「盾」とは何か?「盾」がなければ、それは干からびてしまう。「盾」には、人にそなわる「内の盾」と集団に属することで得られる「外の盾」の2種類がある。

絵本形式ではあるが、長文だし、内容の意味深さから行って、大人向け。
但し、きちんと言葉を読み取り、想像力を持つのなら、中学生くらいから読むのもよいと思う。
「内の盾」「外の盾」どちらが必要かとか大切か、ということではなく、大切なものを守る「盾」の使い方が一番大事なのだ、という物語だったとおもう。

(2006.12.10 読了)
シールド(盾)

盾(シールド)
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著者:村上龍/はまのゆか出版社:幻冬舎サイズ:単行本ページ数:149p発行年月:2006年03月この


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