確か、新聞の書評欄に「江戸時代のプロジェクトX」と評されていた小説である。
山本一力『だいこん』は、確かにプロジェクトXのようにすごかったと思う。せっかく軌道に乗った店が、川の氾濫に流されてしまったり、商売敵が現れたり、色々と山あり谷ありであった。つまりまあ、江戸時代に料理の才能と材料調達の才覚に秀で、店の切り盛りにも才能を開花させた少女が、料理屋をどのように経営していったか、という話だったわけだが。
主人公の才能と気風のよさ(私的には気風よすぎ)に、イマイチ共感が出来なかったので◎ではなく○をつけた次第。
無駄のないストーリー運びや、文章の面白さで言えば◎だが・・・才能のない水無月・Rのやっかみですかね・・・(^_^;)。
(2006.9.13読了)
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