注文主の家に納品の日まで住み込み、転々とする‘流し‘の『お縫子テルミー』。
子供時代は住み込み家政婦の祖母と母と共に、やはり流転の日々。
そのテルミーが女装のシンガーに恋をした。
報われない恋と知りながらも、シンガーのために、ドレスを作り、そして最後にはシンガーの下を去る。
シンプルに進む物語は美しいが、水無月・R的には不完全燃焼気味。
つい「だから、何?」と、ツッコミを入れたくなる・・・(-_-;)。
同じ栗田有紀なら、どちらかというと『オテル・モル』のほうが面白かったかな。
(2006.11.15 読了)
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