全然、分からなかったんです。大江健三郎と言えば、日本の誇る文化人の代表者のはずです。でも、水無月・Rにはこの作品の良さが、分からなかった・・・。
大江健三郎が、『取り替え子~チェンジリング』で書きたかったことは何なんでしょう?義兄の伊丹十三氏と自分の軌跡?伊丹氏の投身自殺の真意?「取り替え子」という言葉に象徴されるのは、大江氏の障害のある子供の事なのか、それとも?
エピソードそれぞれは、何となく分かる部分もある。が、全体を通して???なのである。
水無月・R、無教養ですから、ランボオの詩がどうたら言われてもサッパリだし、その他にも引用される純文学が理解できないし。でも、頑張って、最後まで読んだんですよ・・・

何でそんな本を選んで読んだんだよ、というツッコミを自分にしてますよ。・・・すみません。かなり前に何かの書評にこの作品が取り上げられていたんだと思います。読んでみたい本のリストに入ってたんですが、とにかく2~3年以上昔の事で、どんな書評だったかも覚えていない・・・。ああ、今読みたい本が山ほどあるんだから、書評の内容も覚えてないようなのは、もう読むまい・・・・。
水無月・Rが理解できなかったから△ですが、多分一般的にはそんな評価ではいけないんだと思います。トホホ。

(2007.4.11 読了)
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