『クジラの彼』/有川浩 ◎

クジラの彼.png
水無月・Rのイチオシ作家さん、読んだら即萌え!!のたうち回ってもだえてしまう、素晴らしい作家さんですよ!!この作品のスバラシさときたら、30後半のダルダル主婦が、家族に不審がられても叫んでしまうぐらいなんですよ。(←こんな例えで通じるのか・・・

ええ、有川浩さんですよ。
すみません、『図書館危機』の時も、まっとうな感想かけなかったんですけど、今回もダメです!
「じれったい愛」萌え~!はちきん萌え~!水無月・R、すっかりタガが外れてしまってます。
きちんとした感想やあらすじを求める方は、他のブロガーさんのサイトに行ってください。ゴメンナサイです。

表題にもなってる短編『クジラの彼』は、『海の底』に出てきた冬原さんと、その彼女の話だし、「有能な彼女」も『海の底』の夏木さん&望ちゃんの5年後(10年後?)だし、「ファイターパイロットの君」は、『空の中』の高巳さんと光輝さんの結婚後の話。
この3篇だけでも、水無月・Rの萌えワールドに直球投げてくるっちゅうの!とにかくもう、じれったいのなんのって、ベタな恋愛ですから、ええ、ハイ。(←こんな文章で、水無月・Rが何を言いたいのか誰がわかるというのだろうか・・・(^_^;))

さらに「ロールアウト」「国防レンアイ」「脱柵エレジー」も、たまらん・たまらん。自衛隊の皆さんが、こんなシャイで一途で格好いい人たちなら、国防は安泰だよ!もちろん、戦略や戦術や技術は大事だけどさ、こういう人間らしさ、一途さって、大事なんじゃないかなぁと。

今回、この6つの短編はみんな、自衛隊の隊員の恋愛ばかりを描いてるんですが、とにかく、すっごい「じれったい愛」なんですよね。どれも読みながら「うおぉ~!じれったい~!」「きゃ~~!」と叫んでのたうち回ってしまうという、スゴイ破壊力です。出てくる女の子達が、みんな「はちきん」(=男勝りでサッパリとした気性の女性を指す、土佐弁)なのにも萌えまくります。有川さんの描く女の子は、本当に芯が強い。憧れますね。

あとがきで、有川さんが土佐弁全開なのが個人的にとっても嬉しかった、水無月・R。
土佐弁って、いいよな~。やっぱり、有川さんは「はちきん」なのね!そしてそれを誇りに思ってるのね!・・・ステキ過ぎ・・・。ああ、是非また、高知を舞台にした作品を書いていただきたいです~。

~~いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!~~」(あとがきより)
全然、いいんですよ!!いや、むしろそんな大人も多い!きっと!
何より、私がそうだ!!
これからも、活字のベタ甘・じれったい愛満載の作品を書いて頂き、水無月・Rをもだえ続けさせて下さいませ。

水無月・R、少女時代に3年半だけ、高知に住んでいたことがあります。
そのせいか、高知県出身の女流作家さんは、非常に肌が合う気がしています。
水無月・Rも「はちきん」になりたいです。

(2007.4.30 読了)

クジラの彼
楽天ブックス
著者:有川浩

楽天市場 by ウェブリブログ






この記事へのコメント

  • やぎっちょ

    むふふふ、なお話でしたね~。萌えなのは有川さんのお家?芸。この調子でどんどん書いてほしいです。けどそれよりももっとやってほしいのは、ゼッタイ土佐弁ですよね~♪土佐弁の感じがとってもいいので完全に高知(四国)舞台の小説を書いてほしいなぁなんて思います★
    2007年05月01日 12:38
  • 白い怪鳥

    TB、およびコメントありがとうございました。
    こちらからも、お返しさせていただきます。

    方言を有効に使える人は羨ましいのですよ。
    僕は九州出身なので、地元言葉を喋ったら、かなり意味が通じなくなるので・・・・。(^_^;)
    でも、やっぱ使わないのはもったいないような気がしている、今日この頃なのですよ。(^.^)
    2007年05月01日 22:13
  • 水無月・R

    やぎっちょさん
    そうなんですよ!有川さんの「むふふ」なベタ甘ラブロマ、いいですよねぇ。この路線で土佐弁全開な作品を書いて下さったら、多分水無月・Rは10冊位は買って、配って歩きますね(^^)。

    白い怪鳥さん
    水無月・Rは、現在「インチキ関西弁」を使う(夫が生粋の関西人)アヤシイ中国地方人です。土佐弁・ちょっとだけ筑豊方言・標準語・関西弁・三河弁・備後弁なら割と理解できますが、しゃべれるかと言うと怪しいですね(笑)。
    2007年05月01日 22:55
  • すずな

    水無月・Rさん、こんにちは。
    連日のご訪問ありがとうございますっ!私もお邪魔いたします(^^)

    水無月・Rさんの悶えっぷりがすごぉーーく伝わってきました。私も一緒で、読みながら身悶えしました(笑)
    2007年07月02日 10:30
  • 水無月・R

    すずなさん、こんばんは(^^)。
    もう、とにかくもだえまくり、即萌えですから。
    こんないい加減な文章ですが、TB&コメント頂き、ヒジョーに光栄です。
    2007年07月02日 21:11
  • miyukichi

    じれったいけど、そこがまたいいんですよねー。
     もだえまくりの女子、いっぱいいそうですよね!(笑)

    >「~~いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!~~」

     ええ、悪くないですとも!(笑)

     http://blog.goo.ne.jp/miyukichi_special
    2007年07月03日 21:38
  • 水無月・R

    みゆきちさん、こんばんは(^^)。
    有川作品の素晴らしさ、たまらなさ、皆さんハマってるようで、うれしい日々を過ごしております。
    確か今月の『ダ・ヴィンチ』にも、短編が載るんですよね。『ダ・ヴィンチ』は図書館においてあるので、読みに行こうと思ってます。(←買いなよ・・・)
    2007年07月03日 22:04
  • yoco

    こんばんは~^^
    いやーーー萌えますね!相変わらず(ノ▽`*)
    お互い想い合ってるのにちょっとすれ違う、なかなか近づかない、というじれじれ感がありつつ、バッドエンドにはならないはず、という変な安心感があって楽しく読めます。
    安心して身を任せられる(*´▽`*)

    有川さんにはこれからも甘々な作品たくさん書いて欲しいなぁ。と思いつつ、巷で絶賛評判中のだれもが知ってる小さな国もはやく読みたい。
    楽しみすぎて皆さんの感想がまだ見れないでいますw
    2016年01月19日 23:04
  • yoco

    あれ・・トラックバックうまく送れなかったかも。。すみませんOrz
    2016年01月19日 23:05
  • 水無月・R

    yocoさん、ありがとうございます(^^)。
    甘々だけど、全然くどくない本作、良かったですよね~!!
    実は、有川さんの「自衛隊恋愛もの」にはもう1冊、『ラブコメ今昔』があります。こちらもホントに、やきもきニヤニヤしちゃう作品デスよ♪
    『だれもが~』も…って、水無月・R的には、有川作品はどれもお奨めなんで(^_^;)。
    2016年01月20日 05:13

この記事へのトラックバック

  • クジラの彼 有川浩
  • Excerpt: クジラの彼 ■やぎっちょ書評 とうとう読みました!本ブロガーさんが次々と読んでいく中、「この本を読む前に『海の底』と『空の中』を読まねばならぬ」と一気奮発。ガマンにガマンを重ねて順番に読んでよかったで..
  • Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
  • Tracked: 2007-05-01 12:35
  • 「クジラの彼」を読む
  • Excerpt: 「クジラの彼」有川浩/著(角川書店刊)クジラの彼毎度おなじみ、本ブログ勝手に推奨の作家「有川浩さん」の最新作を入手しました。この単行本は、角川書店が発行している雑誌「野性時代」に不定期掲載されていた作..
  • Weblog: 怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】
  • Tracked: 2007-05-01 21:24
  • クジラの彼(有川浩)
  • Excerpt: いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い! 読みゆうときだけ胸キュンやったらそれでえいが!かまんが!おおよ、開き直ったとも。 ◆作者あとがきより抜粋◆
  • Weblog: Bookworm
  • Tracked: 2007-07-02 10:33
  • クジラの彼
  • Excerpt: 有川浩 2007 角川書店 綺麗な表紙。綺麗なイラスト。メディアワークスじゃな
  • Weblog: 香桑の読書室
  • Tracked: 2007-11-18 01:49
  • クジラの彼<有川浩>-(本:2007年140冊目)-
  • Excerpt: クジラの彼 出版社: 角川書店 (2007/02) ISBN-10: 4048737430 評価:82点 自衛官の恋愛小説なんて初めて読んだ。 しかも甘甘のベタベタ。著者もあとがきでそれを認めてい..
  • Weblog: デコ親父はいつも減量中
  • Tracked: 2007-11-20 00:19
  • 『クジラの彼』 有川浩
  • Excerpt: 「クジラの彼」、「ロールアウト」、「国防レンアイ」、「有能な彼女」、「脱柵エレジー」、「ファイターパイロットの君」、6編の恋愛小説を集めた短編集。 表題作「クジラの彼」は、潜水艦乗りを彼氏に持ったO..
  • Weblog: 【徒然なるままに・・・】
  • Tracked: 2010-07-26 22:44
  • 「クジラの彼」有川浩
  • Excerpt: 自衛隊員の恋愛を描いた短編集。スピンオフ作品を含む。 読んでいて笑ったし、泣いた。    【送料無料】クジラの彼 [ 有川浩 ]価格:580円(税込、送料別) 我々一般人にとって、自衛官は遠い存在。 ..
  • Weblog: りゅうちゃん別館
  • Tracked: 2012-09-19 09:33
  • ????????????
  • Excerpt: ????? (????) ??????????????????????? ???2???????????? ????????????(???)??? ?????????????????????????..
  • Weblog: BOOKESTEEM
  • Tracked: 2016-01-19 23:00