20世紀のミステリーは、私には、重厚すぎるなぁ・・・という事を実感した、作品であります。
スコット・トゥローの『推定無罪』は、映画にもなってるそうですね。なかなか進展しない事態に、読みながら眠くなってしまった事を、ここ0で告白致します・・・(^_^;)。
検事選挙戦さなかの、とある女性検事補の殺害事件。その事件の捜査を任された主席検事補・ラスティに、意外な疑いがかかる。確かに、ラスティに不利な証拠や証言が出てくるが、どこか不自然。ラスティは起訴され、担当弁護士と共に、検事局を相手に裁判を争うことになる。裁判で有罪が確定するまでは、すべての容疑者を「無罪と推定」して、裁判は進む。そこから来るこのタイトルなのだが、読んでいて「本当はラスティが殺したのではないか」「いや、相手の検事の証拠固めの仕方がおかしい」と、こちらも揺れる。
裁判の過程で明らかになって来る、かつての上司(元検事)・レイモンドや、死亡した女性検事補、選挙でレイモンドに勝って検事になったディレー、ニコの元でラスティの後釜に座った・モルト、弁護士のスターンとケンプ、親友で刑事のリップランザー、監察医の・ペインレス、判事のラレンなど、様々な人物たちの裏側や過ち。現在と過去。
すべてが交錯し、混乱し、段々と、一つの流れを作ってゆく。そして、ラスティの勝訴。しかし、真実はその後に、明らかに・・・。
い・・・意外な人物が真犯人でした。しかもその犯行動機というか犯行後の心情とか証拠隠滅の理由がラスティとリップランザーでは正反対の解釈。どちらの解釈が、正しかったんだろう・・・。私的には、リップランザーの方を支持するな・・・。うう~ん、でも意外だった。でも分かってみると、結構動機にはやや納得がいくような、いかないような・・・。いや、だからって、私は殺人を犯したりはしませんけどね。
(2008.03.26 読了)
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