うわ、このフレーズをタイトルに持ってくるとは、有川さんシブイなぁ・・・!
ちなみに、サビなら歌えるよ、私(笑)。甘酸っぱい、甘酸っぱいよ~!!
てな訳で、今回も理性投げ打って、萌えモードで参りま~す♪
皆さん、逃げてぇ~、萌え萌え無法地帯の水無月・Rが来るよ~!
とは言え、スゴイですなこれは!
危うく騙されそうになりました。「川端康成」じゃなく「僕のお母さん」の言葉だ、というのがミソですね!
~~「お別れする人には、花の名前を教えておきなさい。」~~ (本文より引用)
しかしホント、有川浩さんは、水無月・Rの萌え心に直球投げ込んでくるなぁ。
「好きだよと言えずに初恋は、」も、甘酸っぱい初恋&引っ越し続き少女ってネタで、水無月・Rの心をわし掴みですよ!
なんせ水無月・R、父親・自分・夫の転勤で引っ越し三昧の人生を送ってますから。
そうよ!そうなのよぅ~!転校するとき泣く子って、引っ越した後手紙送っても、全然返ってこないんだよ!転校するたび、切り替えていかないと、やってられないの。冷たい女だなぁ、と自分でも思うけどさ。
あとね、女子(じょし)のイヤ~なところ、ホントリアルで。・・・私自身も、やられる方とやる方、知らんふりして見ないふりする事すら、全部やったから分かる。あの年代の女子って、結構残酷なんだよねぇ。大人の女ほど隠そうとしないから、やられる方としては余計に怖いというか、イヤなんだよね。集団の力とか、特定の男の子に対する絶対的な共同戦線とか、・・・えげつない思い出だけど、あったよなぁ~。ううう・・・。
「彼」が一生懸命、花の名前を主人公・潤子ちゃんに教えるのは、お母さんの教育の賜物だよねぇ!そして植物の知識はお父さんの教育で!あの人たちのハッピーエンドが、こうやって発展するんだなぁ~。
ス・テ・キ!

小学校6年生だもんね、爽やかな初恋だ~。女子達のやっかみに、気がつかないところも小六男子だわ。あのあたりの年齢って、急に女の子が大人びるというか大人の駆け引きを身につけて、策略なんかを展開したりするんだよね。男子はそれに気がつかないの。
・・・でもさ~、そういえばアレ?
潤子ちゃんは、『三匹のおっさん』で出てくるよね。
でも同級生の「彼」の年齢から考えて、『植物図鑑』とは全く年代が違うはず。
でも『植物図鑑』って、どう考えても現代だよね?・・・てことは???『三匹のおっさん』て、うぉ!? 現代ストーリーだとばかり思ってました~!いやいや、有川さんスゴイですよ!
短編だけど、長編のベタ甘ラブロマ
並みにニヤニヤが止まらない有川節、切なく甘酸っぱ~い初恋話、非常に堪能いたしました!

(2009.07.24 読了)
野性時代 第69号 KADOKAWA文芸MOOK 62331-71 (KADOKAWA文芸MOOK 71)
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辻村さんと有川浩さん ...
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この記事へのコメント
香桑
転校しても続いた友達なんて、一人もいません。現実なんてそんなものですよね。
あの二人の子育てから、あの二人のその後が透けて見えて素敵でしたね♪
きっと、「ゴゴサンジ」も受け継がれているんだろうなぁ。
父親譲りの言葉足らずな不器用さと、母親譲りの一途な気持ちで、きっと素敵な男性に育っていくんだろうなぁ。
そんな想像が膨らみました。
水無月・R
水無月・Rは自分の意思で引っ越したのって、ダンナと結婚した時だけ(笑)。そんな流され人生でいいのだろうか。まあ、いいか~♪
そうですねぇ~転校して続いた友達、いないですね、あはは。
「ゴゴサンジ」はきっと受け継がれてますよね。家族だけの、特別な名称。
「彼」は、素晴らしい青年になると思います。
それこそ、有川作品の王道、一本筋の通った、日和らない人物に、ネ!(^^)!
すずな
短編なのに、ニマニマしたりウルウルしたりと忙しい読書になりました^^;
三匹~との素敵なコラボでしたね!
水無月・R
やっぱり、キュンキュンきますよね?!
甘酸っぱいよ~、と連呼しつつ読んじゃいました(笑)。
『植物図鑑』と『三匹のおっさん』がこんなところで繋がってる!えへへ~♪
なんだかおトク気分です(*^_^*)。
白い怪鳥
こちらからもお返しします。
「三匹~」とのコラボにはビックリしました。
潤ちゃん、性格変わりすぎで判んなかったよ!(^_^;)
水無月・R
ですよね~♪
私も「銀行員の娘」で何とか繋がったものの、このキャラの違いは?!って感じで。
確かに私も転校を繰り返しましたが、キャラ造りをするという思い付きがなかったです。その辺りが、時代なんだなぁ・・・とも思いましたね。
なおみ
『植物図鑑』に続編があったんですね?
『阪急電車』の次に読ませていただいたのが、『植物図鑑』でした。
初めは、図書館で借りたのですが、もう我慢できずに、すぐ買いました。
何回読み返したことか!!
あの二人にお子さんが出来たお話なんですね?
早速図書館に行ってバックナンバーをあさってみよっと。
有川作品は、本当にどれもこれも人を幸せにしてくれますよね。
だ~~い好きな作家さんです。
水無月・R
またおいで頂けて、嬉しいです♪
短編ですが、超・きゅんきゅんしますよ~!
甘酸っぱい初恋の思い出、ホントに素敵でした!
そうなんですよ!有川さんの作品って、ニヤニヤと超怪しい人になったり、ホンワカうふふになったり、すっごく幸せになれますよね~!
「好きだよと言えずに初恋は、」是非、読んでみてくださいね。ホントにいい作品です!