ミヒャエル・エンデさんといえば、『モモ』『はてしない物語』等、ファンタジー児童文学で有名な作家さんですよね。
本作『自由の牢獄』は、大人のためのファンタジーとして描かれた作品でした。
私、中学生ぐらいのころ『モモ』も『はてしない物語』も、非常にわくわくして読み、本を読むことの素晴らしさをかみしめたんですよねぇ。ただ、ほかの作品とめぐり合う機会がなく、新聞の書評でこの作品のことを知り、おお~ミヒャエル・エンデさんだ~、なになに、大人のファンタジーかぁ、ぜひにそれは読まねば!みたいなノリだったのですね。
やっと[読みたい本リスト]の順番が回ってきて、期待大きく読み始めたらば・・・。
・・・ううぅむ。
なんというか、エンドレスループだったり、ダークファンタジーだったり、幻想的な世界なんですが、・・・ちょっと物足りない。
タニス・リーとか、耽美で暗黒系な物語にハマってる身としては、ねぇ。
ちょっと残念な読後感でした。好きな方、ホントすみません。
どれがよかったかなぁ・・・。ううむ~。
色々な手法で描かれて、バラエティは豊かだったんですけどね・・どうも物足らなくて。
あえて言えば「自由の牢獄(千十一夜の物語)」かな。
ダークさ加減が少しUPした感じ?イスラム世界で、アッラーを冒瀆し嘲笑っていた男が陥った、悪魔の罠。選ぶことのできなかった男が、最後にあけた扉とは。
神を冒瀆するもの、その人間を試す悪魔、そして開かれるはずの世界とその裏側。
確かに、この章は暗黒を湛えていましたね。
(2009.10.06 読了)

この記事へのコメント