この作品の『最終目的地』は、どこなんだ・・・という理解が非常に迷走しました(笑)。いやいや・・・その、私の読解力やら、作品への好みの傾向の違いとかそういう点で、なんですけどね。
多分私、こういう伝統的な小説というのかなぁ、きちんとした小説って苦手なんだと思う・・・。
ピーター・キャメロンさんが好きな方、ごめんなさい・・・。
ウルグアイの作家、ユルス・グントの伝記を書きたい、と遺言執行者である遺族に手紙で申し出てきたアメリカの大学の青年講師・オマー。いったんは断られたものの、奨学金や出版権のために、遺言執行者たちの住む、ウルグアイのオチョ・リオスに現れる。
伝記の執筆を拒む、ユルスの妻・キャロライン、途中で考えを変え執筆公認を与えたユルスの愛人・アーデン、元々賛成派でキャロラインの記を変えてやることを条件に取引を申し出るユルスの兄・アダム、アダムのパートナーのピート、アーデンの娘ポーシャ。
オチョ・リオスに滞在するオマーが、蜂に刺されてこん睡状態になり、オマーの恋人・ディアドラもオチョ・リオスにやってくる。
それぞれが、さまざまな状況を経て、全く違った結果を得て、それぞれの幸せや平穏を得るラストシーンは穏やかで、美しい。
ただね~、前半の登場人物たちが、非常にイライラするんですよ。なんか、意固地になってぐるぐると同じところを回ってる感じがしてね~。
しかも最後の方で、オマーが自分の人生を生きるんだ的な事を言い出した。えぇぇ?!ってなりましたよ。ホントどこに最終目的地があるんだろう、って(笑)。
物語は、美しいんだけど・・・どうも理解出来なかった。水無月・Rはトホホ好きだけど、オマーはちょっと駄目だなぁ。他の登場人物たちも、何だかやたら自分勝手且つ自分の思考に縛られすぎてる感じ。息苦しくて、読むのにすごく時間がかかってしまった。
(2010.05.07 読了)


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