『ババア上等! 大人のおしゃれDO!&DON'T!』というタイトルと、表紙の凛としてカッコいい女性のイラストが目を引く本作。
スタイリストである地曳いく子さんとスタイリッシュな女性を描かせたらピカイチの漫画家である槇村さとるさんがタッグを組んで、「おしゃれ更年期」でおしゃれ迷子になっている女性たちに、手を差し伸べてくれました!
「おしゃれ」だけじゃなく実際の体感覚的にも「ガッツリ更年期」な私、どんなことが書いてあるのだろうと、ちょっとドキドキしながら読み始めました。
「おしゃれ更年期」とは、おしゃれの「キツい・重い・かたい」に耐えられなくなったときのことだそうです。
あ・・・私だいぶ前から、この3つに耐えられなくなってる(笑)。基本、楽な物しか着なくなってたわ~。
ここで下手に若作りに走ると「痛いファッションの人」になってしまうので、どう折り合いをつけていくか、どうやって新しいものをカッコよく取り入れていくか、大変参考になりました。
お二方の語り口もサバサバしてて気持ちがいいし、槇村さんのイラスト(マンガ)もカッコよかったり私みたいなオバサンの状態に寄り添ってたりして、とっても読み易くて、2日で一気読みできました。
まあ、何と言ってもタイトルの迫力ですよねぇ(笑)。
ババア、って自分で言っちゃう。いやでも、これぐらい正面切って言い放ってたら、気分がいいですよね。それにね、ババア(BBA)は「Beautiful Briliant Age」の略称なんだと「あとがき」にもありましたから。経年劣化ならぬ経年美化なんだそうです。
しわしわでくすんじゃったババアではなく、姿勢よく心意気のカッコいいババアなら、全然〈上等〉なんじゃないかと思いますよ、ワタクシ。
ブランド品を持つことは出来なくても、保湿に気を配り、自分を楽しませてくれるものを選び、普段使いのもの(服だけじゃなくお皿などの日用品も)を格上げしていく、考えたらワクワクして来ますね!
格好いいオバサン、憧れますよねぇ。本作の中でも夏木マリさんの名前が挙がってますが、私もホントあの方カッコいいと思うんですよねぇ。凛として媚びず、非常に優美。
残念ながらキャラ的に(あるいは体型的に?)私とはだいぶ違うので、夏木マリさんを直接目指すことはないと思うんですが、心意気は真似したいなぁ、なんて思いました。
最後の方で
~~私たちが、オバサン王国を作るから、ついてこい(笑)!~~(本文より引用)
ってあったんですけど、「ついていきます~!!」って叫びたくなりました(笑)。
あ~、楽しかった!!
(2021.01.28 読了)
水無月・Rの〈ババア上等!シリーズ〉記事『ババアに足りないのは愛!+60からのHappyおしゃれBOOK』
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