
新聞の広告で見つけた本書『これからの暮らし by ESSE vol.1(秋冬号)』。
サブタイトルが〈50代からのちょっといい毎日、ちょっといい未来〉である。
そりゃ読まざるを得ないよね!ドンピシャフィフティーオーバーなワタクシとしては。
ということで、早速入手して読み始めたわけでございます。
普段の私は物語読みで、雑誌ってほとんど読みません。
昔(20~30年前)は『すてきな奥さん』とか読んで節約に励み(当時は難しかった)、読者モデルのキラキラした生活(でもちゃんと地に足がついている)を見ては自分のダサさに絶望したものでございます。
そして、諦めたのですよ。こういう雑誌って、私みたいな凡人がまるっと真似するなんて出来ないんだ、ちょっとだけ取り入れられそうなものを、自分流に取り入れてくしかないんだって。
てなわけで、そのうち、〈素敵な雑誌の素敵な暮らし〉からものの見事に外れていく自分の生活という乖離に目をつぶり、この手の雑誌は一切読まなくなりました。
そんな私が、この歳になってなぜこの『これからの暮らし by ESSE vol.1』を読もう!読まねば!という気になったのか。
サブタイトルの〈50代からの〉に、50代からでも変わっていってもいいんだ、という小さな勇気をもらったことと、特集の「50代からは少ないもので心地よく暮らす」に共感したからですね~。
下の子も大学入学したので、いずれは兄弟共に家から独立し(そういう取り決めをしてるので絶対パラサイトさせない(笑))、生活はどんどん小さくなっていくのに物は溜まっていく一方の現状、掃除も片付けも年々体力が落ちてきて面倒になってる、最近流行りの〈ミニマリズム〉もちょっと気になる。(その流れで断捨離本を読んだりも・・)
ということで、期待大。
読み始めはちょっと「ウッ・・・!キラキラしてる・・・私の生活と乖離してる・・・ム、ムリ、かも?」ってなっちゃったんですけどね、そこは年の功ですよ。キラキラ部分をうま~く希釈して、私の生活に寄せて考えることでなんとかクリア。
まあ、とにかく「物を減らす」ことで時間も気持ちも余裕が持てるって分かっちゃいたけど、なかなか実践できなかったのが、具体例(メルカリなどで売る、自分にあうものを徹底的に探す)でどんどん身近になってきました。大掃除と合わせて、ちょっとずつ実践しています。
特集はいくつもあったんですが、「50代からの最新白髪ケア」も、参考になりましたね~。
私、年の割には白髪が少ない上に、遺伝に感謝すべきなんですがすごく真っ直ぐで黒い髪の毛なんですね。パーマもカラーも、実は一度もしたことがない。
白髪になるなら、一気に白髪になりたい(笑)。多分ムリだけど(笑)。
この特集では
(1)サロンで明るく染めて白髪を目立たなくする
(2)ヘアアレンジ&小物使いでチラ見え白髪の根本をカバー
(3)ホームケアで手軽にカラーリング
(4)黒く染めず、グレイヘアを育てる
の4項目のテクニックが紹介されてるんですが、私は断然グレイヘアを育てたいんです。
世の中でとても素敵にグレイヘアにしている方って、いらっしゃいますよね。憧れます。白髪が増えてきたら、グレイヘアを育てることに共感してくれる、いい美容院を見つけたいと思いました。
ところで。
表紙の永作博美さんなんですが、なんと51歳なんですね・・・。びっくり~。
可愛らしい童顔のせいもあって、私よりず~っと年下だと思ってました(笑)。
こんな綺麗で素敵な人が、同年代・・・。
もともとの造作が全然及ばないので綺麗さはムリですが、素敵というか輝くというか、自分らしくイキイキした笑顔でいられるようになりたいな、と思いました。
全体的に、無理して頑張る系の内容じゃないないのが、良かったです。
50代にもなると、なかなか踏ん張りも効きませんしねぇ(笑)。
ゆるゆると、自分にできる範囲で、自分の生活に即したことをやっていこうかな、って気になれました。
vol.1秋冬号ってことは、春にはvol.2が出るのでしょうか。
楽しみに待つことにしましょう。
(2021.12.18 読了)
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