今年の4月に『レスキューナースが教える プチプラ防災』を読みました。
そして、今度は『レスキューナースが教える 新型コロナ×防災マニュアル』の番です。
〈コロナ禍で災害が起きても生き抜く!〉なんて書いてあって、なんとも物々しいんですが、内容はもうちょっとソフト。
国際災害レスキューナースである辻直美さんの、コロナ徹底対策と災害時のWithコロナ対応策、しっかり読ませていただきました。
この本が出版されたのは2020年11月。当時と今では、コロナに対する世の中の受け取り方が大分変わってきたこともあり、この本の対応策が絶対かというと、そうではないですが。それでもやっぱり、〈感染症対策〉の基本は大事ですよね。
医療従事者である辻さんのコロナ対策は、一般家庭ではちょっと厳しすぎるかな・・・という気もしますね。
やった方が良いんだろうけど、さすがに全部は出来ない。特に消毒徹底は、なかなか難しいですよねぇ。
とはいえ、手洗いやうがいの基本はちょっと手抜きになってたな、と反省。これはしっかりやって、身に付け直していくことにします。
それとコロナ対策の章の一番最後に「コロナ時代は`オモロク`生きよう」とあり、メンタルも大事だよなぁと、思いました。
〈コロナで外出を我慢してる〉と思うか〈外出できないんじゃなくて、外出しないで自分や家族を守ってる〉と思うか、どちらがメンタルに良いかって、そりゃ前向きな方。メンタル弱ると、免疫力も下がりますしね~。
そして〈多少太っても気にしないおおらかさが、今は必要〉だそうです(笑)。わぁい、免罪符~♪
災害とコロナの章に関してはまず、「水害で浸水してくるのは汚泥水」という現実をカラー写真で見て、ゾッとしました。単に水に浸かった、じゃないんですよね。汚染された家や家財をきれいにするって、どれだけの労力がかかることか・・・、恐ろしいです。幸い我が家は、洪水でも高潮でもあまり浸水しそうにない場所にあるので、それは救いですけどね。
〈コロナ禍で災害が起きたら〉というのは、今まであまり考えてなかったことですが、重要課題ですよねぇ。
災害避難所は人数制限が厳しくなってくる、免疫力低下で被災地クラスター発生、ボランティアや物資の到達が遅れる、医療現場が限界を迎える。・・・恐ろしいことですが、現実ありそうなこと。備えが大事ってことですね。
まずは、自宅避難力の強化、つまり自宅の防災力を上げておき、備蓄をローリングストックしておき、できるだけ医療を受けずに済むように免疫力を保ち、メンタルも負けないようにしておく・・・ってこと。
言うは簡単、行うは難し。でも、備えあれば憂いなし・・・とまでは行かなくても、できるだけ備えておきたいものです。
(2022.08.03 読了)
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