そういえば、久しく〈キノの旅 シリーズ〉の『学園キノ』を読んでないな~と思ったら、なんと2012年に読んで以来の、かなりのご無沙汰でございました。
そして、図書館で受け取った本書『学園キノ6』の表紙をボケーっと見ながら「なんか、違和感???」ってアタマにクエスチョンマークが浮かびました。
そう、表紙にいるのは「木乃」ではなく「キノ」なのです。
どうしてなの、時雨沢恵一さん!!
その謎は、本編が終了してから描かれる、特別エピソードで明らかになります。
とりあえず、本編は後回しにして、このエピソードからレビューしていきましょうか。
木乃がふと気づくと、二輪車エルメスに乗っていて、出で立ちは『キノの旅』のキノのスタイル。だけど自我は、「木乃=謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」のまま。食べるものを探して走行中に、型の古いバギーを運転している静先輩と遭遇するのですが、その出で立ちはシズ様であり、助手席には真っ白な喋るサモエド・陸(中身は犬山わんわん陸太郎)。お互い「コレは夢なんだ」と思いつつ、とある国に到着。国の女王の肖像画には、茶子先生。
食べ物を求めて国の中を進んでいた木乃は、さくらという少女と知り合い、彼女の案内で美味しい食事をあちこちで大量に食べ、いろいろな人を見かけ、とてもいい気分で過ごすのだけど、「夢から起きようと思う」とさくらに別れを告げる・・・
最初は、このエピソードなんだろ?と思ってたんですが、木乃が見かけた人々は、『キノの旅』に登場した人たち(おばあちゃん=師匠の言葉によれば自分=キノ?が殺した人たち?)らしい。
さくらは、キノになる前の、キノの本名だったような気がします。ちがったかなぁ?
すごく曖昧な記憶なんですけど、この〈学園キノ シリーズ〉って、『キノの旅』のパラレルじゃないけどなんか宇宙編の分岐が云々とかいう「あとがき」を読んだことがあるような気がするんですよね。
もしかして、このエピソードは、〈学園キノ シリーズ〉と〈キノの旅 シリーズ〉の合流へ向かう、重要ポイントなのでは?とか思ったりします。
ということは、近々〈学園キノ シリーズ〉のは終わっちゃうのかしら?それとも、私の盛大な勘違い??
次の『学園キノ 7』はもう出ているので、読めば多分、わかりますよね。楽しみです。
さて、本編レビューに戻りましょう。
前作『学園キノ5』にのラストで、帆戸(ほと)という写真好きの少女が、たまたま〈謎の美少女ガンファイターライダー・キノ〉の変身前後を撮影していました。
これはスクープ!、ともっと明確な写真を撮ろうと熱意を燃やす帆戸。
そんな中、〈すぐやる部〉メンバー全員と茶子先生が学園を離れていた隙に、魔物が発生。スクープではなく、「正義の味方のヒロインが羨ましい」が帆戸の真意であることが明らかになり、喋るストラップ・ソウの言葉に従って、帆戸は「銀河特捜・フォトン」に変身。
・・・帆戸が望んでた、ひらひらプリティな魔法少女スタイルではなく、全身メタルボディのヒーローに(笑)。
しかも、キノのように「魔物を元に戻す」力はなく、「完全に倒す」力しかないという。
フォトン=帆戸は、魔物を完全に倒すことはせず、キノが現れるまでぼろぼろになるまで戦い続ける道を選ぶ。
最終的には、急いで駆けつけたキノが魔物を一撃で撃ち抜いて、人間に戻す。
そして、学園にまた、平和が訪れたのであった。
いやぁ・・・せっかく何ページもかけて夢想しまくった「ひらひらプリティーな魔法少女」が、完全に打ちのめされちゃった帆戸ちゃん、結構可哀想ですよね。
ワタシ的にはフォトンのビジュアルもカッコよくて好きなんですが。でも、アレは花も恥じらう女子高生的には、悲しすぎるよねぇ(笑)。
それでも、魔物になってしまった生徒の命を守るために、スーツが全身に定着してしまって戻れなくなる寸前まで戦い続けるその覚悟、素晴らしい!きっと今後の〈学園キノ シリーズ〉の重要な登場人物として、活躍してくれることでしょう。
今回は、フォトン誕生!な物語だったので、サモエド仮面やワンワン刑事はちょっとだけでした。爆弾少女・ティーに至っては、多分登場してません。ぜひ、次作ではみんな揃っての大活躍を読みたいですね。
あ、もちろん私が推しまくっている「ヴァヴァア・ザ・スーパーなおばあちゃん」の登場にも期待したいです!!
(2024.09.16 読了)
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