私ってば、どうして超絶文系人間のくせに、書評に乗せられてSFを選んじゃうんでしょうねぇ(笑)。
本作『フォワード ~未来を視る6つのSF~』も、読み始めて〈SFのサイエンスがわからん・・・〉とアタマを抱える羽目に。
編者のブレイク・クラウチさん、本当にごめんなさい・・・。
「夏の霜」/ブレイク・クラウチ
ゲームのNPCであったAIが自己進化を続け、現実世界へ。
「エマージェンシー・スキン」/N・K・ジェミシン
滅亡したはずの地球を訪れた来訪者が知る、真実とは。
「方舟」/ベロニカ・ロス
地球への惑星衝突を目前に、植物の遺伝子を保存する計画に参加する学者たち。
「目的地に到着しました」/エイモア・トールズ
デザイナーズベイビーを選ぼうという男が見た、可能性の未来。
「最後の会話」/ポール・トレンブレイ
記憶を失った「あなた」が、隔離収容されていた部屋を出ると。
「乱数ジェネレーター」/アンディ・ウィアー
カジノの乱数表に量子コンピューターが使われる時代に、詐欺師は。
「サイエンスがわからなくても、〈物語〉として読むのだ!」と自分を鼓舞しつつ、何とか理解しようと頑張ったのですが・・・。
・・・うん、難しいよ(笑)。
「乱数ジェネレーター」の量子コンピューターの話なんか、ホントに全然わからん。
だけど、ラストにカジノのオーナーと詐欺を働いたインド系女性の鬼気迫るやり取りは、面白かったです。
最終的に、本当にギリギリのところで彼女が勝ったのは、お見事というしかない!ですね。頭のいい人って、本当にすごい(←相変わらずアタマの悪い感想ww)
「夏の霜」は、NPCであるマックスと、ゲームから彼女を切り離たしたゲーム開発者・ライリーの〈物語〉として読むなら、二人の成長と二人の間に生じた絆にサスペンスが絡まりあい・・・とドキドキする展開に。けれど、ラストのマックスが選び取った世界のディストピア感が半端なくて、震えました。
やっぱり、AIが進化を遂げると、人間を駆逐或いは飼いならす方向になっちゃうのかなぁ。・・・だよねぇ。
だって、人間ってすごく非合理的で処理能力が遅くて、AIからしたら「無駄な存在」でしかないもんねぇ。
でも、その世界が極まった時、AI達はどうなってしまうんだろう・・・って、読了後に思ったんですよ。余計なお世話ですけど(笑)。
「方舟」も、物語性が高くて、読みやすかったです。
地球滅亡まで多少の余裕がある場合、こうやって様々な動植物などの遺伝子を保存しておくってくのは、人間の性なんでしょうかね。
もちろん、新天地に適応して、新たな生態系に組み込まれ、「人間」という種を保存することが第一でしょうけど、「いつか、地球を再現できる新天地を」というノスタルジーも捨てきれないのかなぁと。
最後に地球を脱出することを選ばなかった主人公の気持ち、何となくわかる気もします。
でも、やっぱり、私は残りたいとは思えないけれど。
難しかった、評価は△、それでもこれからも私はSFを読んでしまうでしょう(笑)。
〈ないものねだり〉なのかもしれません。
(2025.11.05 読了)
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